事業承継(同族会社)➁事業承継?息子にはまだまだ・・・で終わらせてません?

2022年09月20日

いくつか事例があるのですが、中小企業の社長様と面談したときによく言われる言葉があります。それは、「息子にはまだまだ・・・」、「こんな状態で息子には・・・」、「息子は経験不足で頼りない」、「息子は会社の数字を知らない」等々です。経営者の皆様方で身に覚えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。事業承継には承継者を決めてから、計画を立て、5年から10年の期間を必要とします。その承継者の資質は確かに重要な部分になるのですが、果たして上記の言葉は本当にそうなのでしょうか。

  • 「息子にはまだまだ・・・」

社長自身が新しいものを受け入れることができず、時代の変化を読めていない可能性があります。息子様と話し合い、事業を承継し、時代にあった会社にしていってはどうでしょうか?

  • 「こんな状態で息子には・・・」

その状態、いつまでに改善するのかデッドラインを決めましょう。もし息子様が社長の会社で働いているなら、息子様とタッグを組み事業改善策をすすめながら、資質を見て事業承継を考えてみてはいかがでしょうか?

  • 「息子は経験不足で頼りない」

それならば、承継者としての資質を見るうえでも、息子様にその経験をさせてください。

  • 「息子は会社の数字を知らない」

もし、息子様に承継を少しでも考えられているのなら、現状会社がどのような経営状態なのかを一度みせてください。

事業承継には、現経営者と承継者の意思の合致が必要です。また、承継者には、その資質と覚悟が必要なのです。早い段階でこれらを見極め、事業承継するためには、上記のような言葉で「やらない理由」を決めつけるのではなく、どうやって自身の事業を承継者に承継するのかを前向きに考えるべきだと考えます。

アイリス国際司法書士事務所では、中小零細企業様の事業承継を円滑に進めるために、高松商工会議所へのご登録をいたします。補助金の対象に該当する場合には、費用が圧縮される場合がありますので、ぜひ無料相談にご参加ください。あらかじめ、お電話いただいてご予約いただければご対応いたしますので、宜しくお願いいたします。

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