アイリスだより

近時の法改正情報等

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令和6年9月18日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

「物事がうまくいかない場合、『執着』を手放すことで、自分に『空き』ができ、新たな事柄を取得できる」という考え方は、古くから多くの哲学や宗教、心理学において重要なテーマとされています。この考え方の背景には、執着が私たちの心や思考を縛りつけ、視野を狭めることがあるという認識があります。ここでは、執着を手放すことの重要性と、それがどのように新たなチャンスや可能性をもたらすのかについて考えてみます。

「謝られたら許さなければならないか?」という問いは、倫理的、心理的、社会的な側面から深く考察できる問題です。この問いには明確な正解があるわけではなく、状況や個々の価値観、社会の文化的背景により結論は異なります。しかし、許すか許さないかの判断はこちら側にある訳で、自由だとも考えますが・・・。

近年、空き家物件に対する火災保険料が大幅に値上がりしています。この動向は、保険会社が空き家をリスクが高いと評価し、損害発生の可能性を考慮して保険料を見直しているためです。特に、火災や自然災害による損害のリスクが高まっている地域では、保険料の上昇が顕著です。これにより、多くの空き家所有者が保険の継続を迷う状況に立たされています。では、火災保険を続けるべきか、それとも辞めるべきかを検討してみましょう。

「所有不動産記録証明制度」は、不動産登記名義人の住所と氏名から、その名義人が所有している不動産を全国的に一括して調査し、所有不動産記録証明書というリストで証明する制度です。 被相続人(以下、亡くなった人)名義の不動産だけでなく、存命の名義人や法人名義の不動産も調査できます。つまり、不動産の全国規模の「名寄せ」が可能になるということです。

今までも、何度かいきなり電話がかかってきて、「身の上」のお話をし始める方がいらっしゃいます。アイリスの無料相談は、原則予約制です。ご都合の良い日時を確認の上、相談業務を実施しております。しかし、差し迫っているのか、いきなり相談される方がいます。守秘義務等がありますので、あまり詳しい内容は言えませんが、概要を見ていただいて、緊急度合いを測っていただきたいと思います。相談内容をディすることが目的ではなく、あくまでも原則通り予約を取っていただきたいということで、少し内容を開示いたします。

会社の経営者にとって、相続対策は重要な課題です。特に、自社株式が相続の対象となる場合、その株式の評価額が相続税に大きな影響を与えることは避けられません。そのため、適切な相続対策を講じるためには、会社の資産価値を正確に把握することが必要です。その一環として、決算時における一株当たりの価値を調べておくことが重要なステップとなります。

シンギュラリティ―は、人間の弱点を補完する有効な手段となり得ます。AIが人間の知能を超えることで、複雑な問題の解決や疾病治療の進展、労働力不足の解消などが期待されます。特に、AIの処理能力や記憶力、客観的な判断力は、人間の限界を超え、社会の多くの課題に対応する可能性を秘めています。ネガティブな話が多く出てはいますが、これら人間の知能の補完として見た場合、今後の人間の可能性は、大きく変わってくると期待できます。そして、この流れは変えられないでしょう。

「親ガチャ」などの言葉で、自身の環境が悪いことですぐに諦めてしまってはいないでしょうか?環境の良し悪しは、「(自分にとっての)成功」にはあまり関係がないと思っています。それでは、生まれの不公平を克服するヒントを見ていきましょう。

遺言書作成は、財産や相続人に対する思いを形にする大切な手続きですが、その前に考慮すべき重要なステップがあります。これらのステップをしっかりと踏むことで、遺言書がより確実に、自分の意志を反映し、後々のトラブルを避けるためのものとなります。財産の把握と整理が必要です。自分が所有する財産を正確に把握し、それが現金、預金、不動産、有価証券、貴金属、家財、その他の財産にどのように分かれるかを整理することが重要です。また、負債がある場合にはその内容も把握し、遺言書に反映させるべきです。これにより、相続人が財産の内容を正確に理解でき、相続手続きがスムーズに進む基盤を築けます。

相談業務を行っている際、未だに「相続放棄」と「財産放棄」という言葉を混同して使われている方がいらっしゃいます。相続放棄の手続きは、家庭裁判所に申述をして受理の可否を行います。当然、相続登記にこの時に家庭裁判所から発行される「証明書」の添付を要求されます。それでは、相続放棄者がいる場合の相続登記について、解説していきたいと思います。